de novo 肝炎リスク

HBs抗原(+)/ HBc抗体(+) HBs抗原(-)/ HBc抗体(+)
B細胞障害薬
アントラサイクリン誘導体
伝統的な免疫抑制薬
腫瘍壊死因子α阻害薬
その他のサイトカインもしくはインテグリン阻害薬
チロシンキナーゼ阻害薬
コルチコステロイドを中・高用量の4週間以上
コルチコステロイドを低用量の4週間以上
経口コルチコステロイドを1週間以下
(いかなる投与量でも)
関節内コルチコステロイド
ステロイド使用量
高用量> 20 mg /日
中等度量10~20 mg/日
低用量< 10 mg /日
de novo 肝炎発生確率
高リスク> 10 %
中等度リスク1 ~ 10 %
低リスク< 1 %

それぞれの薬剤

B細胞障害薬主にB細胞性悪性リンパ腫の治療に使用されるリツキシマブ、慢性リンパ性白血病に使用されるオファツムマブなど。
アントラサイクリン誘導体さまざまな癌で使用されるドキソルビシン、エピルビシンなど。
伝統的な免疫抑制薬アザチオプリン、6 - メルカプトプリン、メソトレキセートなど。
腫瘍壊死因子α阻害薬潰瘍性大腸炎などに使用されるレミケード、ヒュミラ、シンポニーなど。
インテグリン阻害薬リウマチに使用されるアバタセプト、クローン病のウステキヌマブ、多発性硬化症のナタリズマブ、ベドリズマブなど。
チロシンキナーゼ阻害薬慢性骨髄性白血病のイマチニブ、ニロチニブなど。

核酸アナログの特徴と腎障害時の投与量

エンテカビルテノホビルベムリディ
腎障害時80 < GFR0.5mg / day300mg / day基本的に減量の必要はないが、投与開始時に、CCrが15mL/分以上であることを確認すること。また、本剤投与後、CCrが15mL/分未満に低下した場合は、投与の中止を考慮する。
55 < GFR < 800.5mg / 2day300mg / 2day
35 < GFR < 550.5mg / 3day300mg / 3day
15 < GFR < 350.5mg / 7day300mg / 7day
HD透析後に 0.5mg累積12時間の透析後に 300mg
耐性出現率3年で1%6年で0%
略語ETVTDFTAF
薬価169.5円/錠901.1円/錠968.4円/錠
kunokatura